花を持つ女性

うつ病患者への接し方を考える~周囲の理解が何より大切~

ケア内容とは

医者

励ましは禁物です

うつ病の方との接し方では、他の病気の場合とやや異なる注意が必要となります。例えば早期の回復を願う余り、強い励ましの言葉をかけてしまうのは逆効果です。頑張ることを強要するような励まし方をすると、本人を追い詰めてしまうことになります。うつ病に罹患する方は、元々責任感が強く真面目です。ですので、実際の行動が付いていかない状態の時には、出来るだけ回復を急がせないことが余計なプレッシャーを与えないポイントとなります。本人の治りたいというモチベーションを高めるためには、出来るだけ前向きな言葉をかけるのが良い方法です。現在の状態がやがて快方に向かうことを伝え、焦らずに休養をとることを勧めるのがベストと言えます。落ち込みや自己否定感が強い時には、概して将来に希望を見いだせなくなっていることが多いです。最悪の状態が今後も続くとイメージしがちであり、回復のきっかけが掴みにくいのが本当の所です。このようなうつ病の方との接し方では、本人に明るい未来のイメージを持たせることが非常に重要となります。抗うつ剤の服用が病気の回復を早めてくれることを教え、治療が意味のあるものであると実感させるのがコツです。精神科医や心療内科医と協力しながら、本人の気持ちを良い方向に導くことが必要となります。

責任感の強さが災いします

精神疾患の発症には、元々の性格が少なからず関係していることがあります。うつ病の場合にも罹患しやすいとされる性格が幾つかあり、精神科や心療内科でも診断の一つの参考にするのが一般的です。うつ病の場合には、元来真面目で融通の効かないタイプの方が多く罹患します。与えられた仕事や課題に対する意欲が高く、責任を持ってやり遂げようとするのが特徴です。周囲もこういった人物には期待をかけてしまうことが多く、本人も無理をしがちになることが発症の一因となります。このような性格を持つ方への接し方は、実際職場でも気をつける必要があります。過重労働になりやすい環境では、限界に至るまで本人が不調を訴えないケースがあるのが厄介な点です。身体的な負担が重なると、精神的な病気であるうつ病にもなりやすくなります。ストレスも溜まりがちになり、うつ病の発症を招いてしまうことが問題です。従ってうつ病の罹患者を減らすためには、周囲が負担を抱えている方への接し方を工夫する必要があります。精神科や心療内科では、共感を示すことを一つのアプローチ法として勧めている状況です。このような工夫をすることで、不満や不安などを周囲と共有出来るようになります。